はじめに:その買い物、ほんとうに必要?
「今日は甘いものが食べたいなぁ」
そんな気持ちでパン屋さんやスーパーにふらっと立ち寄ると、気づけば両手いっぱい。
でも、家に帰って冷蔵庫やストック棚にすでにあるお菓子やパン、スイーツを見ると、なんとなく満たされない。
あれ?欲しかったのに、なんで?
最近、「ノー買い物デー」を意識するようになって、ようやく気づいたんです。
“欲しい”のピークは、買う瞬間。でも、持っていると案外使わなくなる。
今日は、そんな私の気づきと「自分をご機嫌にする節約スイーツ術」をご紹介します。
買うことで満足してたかも?
欲しい気持ちが強いときって、「今買わなきゃ!」って思いがちですよね。
でも、手に入った瞬間に気持ちがふっと落ち着いてしまうことも。
私は“ノー買い物デー”を取り入れることで、**「家にあるもので、どうにかしよう」**と工夫するようになりました。
するとびっくり。
「こんなのあったんだ!」と、忘れていたお気に入りに再会できたり、自分の好みを再確認できたり。
ちょっとした達成感がうれしくて、むしろ心が満たされるんです。
甘いもの欲とのつきあい方
私、スイーツが本当に好きなんです。
特に、粒あん・抹茶・ラムレーズン・クリーム系に目がない。
でも、そのまま欲望のままに買ってしまうと…
家計も、健康も心配になる。
そこで、「自分の嗜好」をちゃんと見つめてみました。
すると、どうしても食べたくなったときに“自分で作ればいい”という答えにたどりついたんです。
粒あんが食べたい!その日の選択
先日、無性に粒あんが食べたくなってスーパーへ。
あんぱんや大福も大好きですが、コスパの良い袋入り大容量の粒あんがお気に入りです。
目当ての袋入り粒あんを手に取ったそのとき、ふと隣の「小豆」に目がいきました。
「…自分で煮るって、そんなに大変だったかな?」
私はもともと、年に数回はあんこを煮ています。
そこでその日は、既製品を棚に戻して、小豆をカゴに。
手間はかかるけれど、甘さも調整できて、量も多くて、お得!
しかも夫も食べるから、砂糖を入れずに炊いて、甘さは後のせスタイルに。
こうして、我が家の“節約ご褒美スイーツ”がまた一つ完成しました。
自家製粒あんレシピ

材料(小豆一袋:230g入り)
- 小豆 … 230g(一袋全部)
- 水
作り方(パッケージ記載の方法を参考)
- 小豆を軽く水洗いし、鍋に小豆を入れ小豆より1cmくらい上まで水を入れて強火にかける。
- 沸騰後、小豆をザルにとって茹で汁を捨て、軽く小豆を水洗いする。
- 鍋をさっと水洗いし、小豆を鍋に戻し、新しい水を小豆より3cmくらい上まで入れて煮立てる。
- 弱火で小豆が煮汁から出ないように差し水をしながら好みの硬さになるまで茹でて出来上がり♪
小豆230g→750gと約3.2倍の粒あんが完成!
砂糖を入れていないので、甘くありません。
甘さは好みのものを使って調整。

💡意外なおいしさ!
砂糖なしあんこ+マヨネーズで
サラダっぽく食べるのも◎!
わたしの「自分スイーツのもと」たち
わが家にある買い集めた“自分スイーツのもと”はこちら:
- 2Lの大容量バニラアイス
- ヨーグルト
- 抹茶
- 自家製ラムレーズン(レーズンをラム酒に漬けただけ)
- 自家製・砂糖なし粒あん
- アガベシロップ
- 青大豆きな粉
- デーツ
- シナモン
- パン
- クラッカー
- 玉子
- 牛乳

甘さや組み合わせを調整できるので、外で買うよりも満足感が高いんです。
自分スイーツ活用例
🍨 簡単フレーバーアイス
バニラアイスにラムレーズンや抹茶を混ぜて冷凍。すぐ食べられる“自家製フレーバーアイス”に。

🍴 粒あん&簡単フレーバーアイス&クラッカー
ラムレーズンアイス+抹茶アイスに、粒あん・デーツ・クラッカーをトッピングすれば、まるで和洋折衷デザート!


粒あんもアイスに混ぜて冷凍してみましたが、
凍って硬くなるので後のせがおすすめ🎵
🍞 オリジナルあんぱん
ロールパンに、自家製粒あん+ちぎったデーツ+アガベシロップをサンド。

冷凍すれば夫の朝ごはんにも◎






モヤモヤとノー買い物デーと私
ある日、夫の心の声に腑に落ちないことがあって…。
「よし、明日は好きなスイーツパンを爆買いしよう!」と決めていたのに、その日は**“ノー買い物デー”**。
特別扱いにして例外にしようか…と悩みながらも、
「悔しいから、家で最高のスイーツパン作ってやる!」と気持ちを切り替えました。
ノー買い物デーのフレンチトースト

🥞 材料(1人分)
- 厚切り4枚切り食パン1枚(半額時に買ったものを冷凍ストック)
- 卵1個
- 牛乳1/2カップ
- オリーブオイル小さじ2
🍯 トッピング:
自家製あんこ・アガベシロップ・青大豆きな粉・デーツ・シナモン
浸し液はいつも作る2枚分の分量ですが、厚切りなのでをたっぷり吸い込んでくれてふんわりしっとりが十分に味わえます。鉄製の卵焼き器が食パン一枚のサイズにぴったり。美味しそうな焦げ目がついて表面はカリッと、中はふんわり。


「アツアツできたて」を食べられるのは、自家製だからこその楽しみです♪


おわりに:自分にやさしい、ごほうびのかたち
「ノー買い物デーに、どうしても甘いものが食べたくなって、心がゆらいだあの日。
買いに行く理由を見つけようとした自分もいたけれど、「今あるもので満たす」という選択をしてみたら、思いがけず自分好みのごほうびが生まれました。
あんこも、ラムレーズンも、抹茶も、自分で集めた好きなものばかり。
それらの中からかき集めて作ったフレンチトーストは、パン屋さんで買うスイーツパンにだって負けないくらい、自分にぴったりの味でした。
買うことで満たすのももちろん楽しいけれど、買わないことで気づく満足感もある。
「ノー買い物デー」は、節約のためだけじゃなく、自分の“好き”を再発見するいいきっかけにもなるのだと感じました。
これからも、欲しいと思ったらすぐに買うのではなく、まずは「家にあるものでできないかな?」と立ち止まってみたい。
そのひと手間が、暮らしと心をちょっと軽やかにしてくれる気がしています。
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