玄米って、なんだか手間がかかりそう。
難しそう…と、つい敬遠してしまう方も多いかもしれません。
でも、野田琺瑯の「KAMADO(カマド)」で炊いてみたら、
思っていたよりずっと簡単で、美味しくてびっくり。
「ぷちぷち、もちもち」
そんな玄米の食感が、カレーや納豆ともぴったり合って
食卓の楽しみがまたひとつ増えました。
今回は、玄米との出会いからKAMADOでの炊飯体験、
そしてごはん時間が豊かになったお話をお届けします。

初めて玄米を食べた日
私が初めて玄米を食べたのは、もう40年ほど前、高校生の頃のこと。
友達と街へ買い物に出かけ、お昼に入った自然食のレストランでランチセットを頼んだら、そこに玄米ごはんが出てきました。
黒胡麻とお塩がトッピングされていて、ぷちぷちした玄米の食感に香ばしい胡麻の風味、塩のしょっぱさがアクセントになって——
それはもう、一口でファンになってしまったんです。
KAMADOで玄米を炊こうと思ったきっかけ
以前は炊飯器で玄米を炊いていたのですが、オートメニューでも白米の倍以上、約1時間40分もかかるのが悩みのタネでした。
玄米は好きだけど、電気代や時間のことを考えると、ちょっとためらいもあって。
炊飯器を手放してからは、アウトドアでも使えるメスティンで玄米を炊くように。これだと炊飯時間は約25分と短めです。
そんな中で「KAMADOで玄米を炊いたらどうなるんだろう?」と試してみたくなりました。
実家から送ってもらった玄米もあったし、血糖値が気になる夫には白米より玄米の方がいい。
体にやさしいごはんを取り入れたいという思いも後押ししてくれました。
KAMADOで玄米を炊く手順
今回の炊飯の手順はこんな感じです:
- 米と水の分量:玄米2合に対して水540ml
- 浸水時間:8時間
玄米を軽く洗って水に浸す - 炊飯時間:
- 蓋をしてやや強めの中火で沸騰まで
(沸騰してきたときの画像です↓)
蓋を取ってみると中でぐつぐつしています↓
- 蓋をしてやや強めの中火で沸騰まで
- 沸騰後、蓋をしたまま弱火で25分
※20分の時点で蓋を開けて確認。カニ穴ができていて良い感じ↓
それから5分炊いた後の画像↓ - 蒸らし:15分
蒸らした後、軽く混ぜて出来上がり♪
炊きあがりと味の感想
まず炊きあがりの香りは、ふんわり穀物っぽい感じ。
一粒一粒がもちもちしていて、隣の粒とくっついていますが、全体的にはべっとりしていません。
口に入れると、ぷちぷち・ほろほろ・もちもちが一度にやってきて、噛みごたえも楽しい!

また、べとつかないので、KAMADOのお鍋にもあまり玄米が残らず、洗うのがラクなのも嬉しいポイントでした。
玄米カレーでいただきました
その日の夜は、冷凍してあったカレーを解凍して、玄米カレーに。
幼い頃、実家では祖母の教えでカレーに納豆をかけていたので、今回も納豆をオン。
さらに、冷蔵庫にあった半熟ゆで卵もトッピングして、夫と半分こに。
ぷちぷちの玄米に、スパイシーなカレー、納豆のねばねば、卵のとろっとした黄身が絶妙にからんで、夫も私もそれぞれの食材を自分好みに混ぜながら、楽しく満喫しました。

KAMADOで炊く玄米の魅力と、わたしの小さなまとめ
「玄米って炊くのが大変そう…」
「手間も時間もかかるんでしょ?」
そんなふうに感じていた方にこそ、KAMADOで炊く玄米の楽しさを届けたいと思いました。
確かに、炊飯器に比べると少しだけ工程は増えるかもしれません。
でも、火にかけている間の“おいしく炊けるかな?”といったワクワク感や、
炊きあがった瞬間にふわっと立ちのぼる香ばしい香りは、
KAMADOを使ったちょっとこだわりの炊飯ならではのごほうびです。
玄米は、白米に比べてビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で、
よく噛むことで消化もゆっくりになり、血糖値の上昇もゆるやかに。
体にやさしく、毎日の食卓をちょっとだけ整えてくれる存在です。
そんな玄米を、炊飯器がなくても美味しく炊けるKAMADO。
私にとっては、手間をかけることが負担ではなく、
暮らしのリズムをととのえる“スイッチ”になっている気がします。
そんなKAMADOでの玄米炊き、気になった方はぜひ一度、
チャレンジしてみてくださいね。
今は手に入らないけれど…似たようなお鍋、あります
残念ながら、今回使用したKAMADOは現在は販売されていないようです(※2025年4月現在)。
でも、似たように直火でふっくらごはんが炊けるお鍋は、いまも入手可能です。
たとえばこちら
南部鉄器でしっかりとしたつくり。
直火もIHも使えて、ごはん炊きにも煮込み料理にも大活躍してくれますよ。
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