昨日、息子夫婦が3人の孫を連れて遊びに来ました。
久しぶりににぎやかな時間。
孫たちとふれあった中でふと気づいたことがありました。
どうして私は、孫には怒らないのだろう?
自分の子どもを育てていた頃なら、きっと怒っていただろうことにも。
孫が「遊んで!」と声をかけてくれると、すべてを後回しにして応えてあげたくなる。
そんな自分がいました。
昔、子どもたちに対しては──
もっとちゃんと向き合ってあげられていたのだろうか?
そんな思いが、胸をよぎります。
笑顔いっぱいの一日──息子夫婦と孫たちが遊びに来て
昨日は、家の中が笑い声と泣き声と足音でいっぱいになりました。
まだまだ肌寒くはありますが、お散歩も楽しみ、北海道に春の訪れを感じさせるお花:エゾエンゴサクが咲く中で孫たちは元気に走って駆け進んでいました。

3人の孫たちはそれぞれに個性豊かで、思い思いに遊びを楽しみ、
私はその姿をただただ嬉しい気持ちで見守っていました。
「これ見て!」「一緒にやろう!」
そんなふうに声をかけてくれる孫たちに、できるだけ応えてあげたい。
ふと、そんな自分に気づきました。
子どもは「自分とは別の存在」──今ならわかること
今振り返ると、子育て真っただ中だった頃の私は、
「こう育ってほしい」という理想を一生懸命に追いかけていました。
思い通りにならない子どもにイライラし、
厳しく叱ったことも、感情的になったこともありました。
けれど、子どもは私の分身ではなく、
最初から一人の、独立した存在だったのだと、今ならわかります。
孫に対しては、そんな反省もあってか、
自然に寛大な気持ちで受け止められている気がします。
振り返る、あの頃の自分
子どもたちが小さかった頃、
当時の夫は仕事が忙しく、家で子どもと過ごす時間はほとんどありませんでした。
実家も遠く、周りに頼れる人もいない中で、
ほぼ一人で子育てと仕事と家事をこなす日々。
家計も厳しく、心にもお金にも余裕がない毎日でした。
ある日、エレベーターで同じマンションに住む年配女性に、
「今は大変だけど、一番かわいい時期だよ」と言われたことがありました。
でも当時の私は、その言葉を素直に受け取る余裕すらありませんでした。
「早く大きくなって、自立してほしい」「子育てから解放されたい」
そんなふうに願う気持ちのほうが強かったのです。
けれど今になって、あの女性の言葉が、心にしみるようにわかります。
反省を込めて──孫たちと向き合う
余裕がなかったあの頃の自分を振り返ると、
「もっと違う子育てができたのではないか」と思うこともあります。
だからこそ、孫たちと過ごす時間には、
あの頃できなかった分も込めて、
できるだけ温かく、寛大な気持ちで向き合いたいと思っています。
息子夫婦と孫たちへ、これからも願うこと
息子夫婦が孫を連れてやってくるときは、
きっと、子育てに疲れたり、気持ちがいっぱいいっぱいになったりしているときなのだと思います。
まるで駆け込み寺のように、我が家にやってくる感じです。
そんな時は、私と夫が孫たちとめいっぱい遊び、
その間、息子夫婦には少しでもホッとする時間を過ごしてもらえたらと思っています。
そして、孫たちには、自分の存在をそのまま受け止めてもらえる場所が、親とはまた違う別のところにもあるということ、安心感を、少しでも感じてもらえたらな、と。
子どもたちも、孫たちも、
それぞれの人生を、その人らしく楽しく生きていってほしい。
これからも、無理せずできる形で、そっと支えていけたらと思います。
(以上です!)
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